【感想】ライトノベル「誰が勇者を殺したか 預言の章」

スニーカー文庫
著:駄犬 イラスト:tio8

© KADOKAWA CORPORATION 2024
発売日:2024年8月1日


かんざき
かんざき

みなさんこんにちは~

新作ラノベ、売り上げ一位(2023年度)
「誰が勇者を殺したか」2巻の「預言の章」読みました。

1巻読んでそのままって人も多いのではないでしょうか。なんと、2巻発売されました!!
さっそく、作品紹介と感想やっていきます。(ネタバレなし)

レビュー

めちゃくちゃ面白かった。

完璧と言わざるを得ないほど完成された1巻に続編の発表。
正直、続編が決まった時は嬉しさより、心配が勝っていました。変に間延びしたり、最終的な作品の印象が自分の中で悪くなって欲しくなかったから。

けれど、そんな心配は杞憂でしたね。2巻「預言の章」は0巻でもあり、1.5巻でもあり、補完としての外伝のような作品でした。1巻読んで、面白かったと思った人は読むべきです!!
 

作品紹介

↓1巻を読んでない人に↓

スニーカー文庫
「誰が勇者を殺したか」シリーズ(全2巻)
著:駄犬 イラスト:tio8

新作で一番売れているラノベ!!
重版の話は聞いていましたが、私が思っている以上に売れていたみたいです。

この作品がいろんな人に読まれているという事実が素直に嬉しいです。
 

感想

2巻は預言者が勇者と共にあろうとした物語。
勇者とは程遠い、悪名高いレナードという冒険者の旅路を軸に話が進んでいきます。

彼らはみんな30代で、熟練の冒険者。フレッシュさこそないものの、地に足のついた冒険と人生観から来るエピソードが心にしみました。

この作品、終わり方も良すぎてズルい(笑)


作中でレナードが一番好きかもしれない……。
それぐらい魅力のある男であり、彼も確かに「勇者」だった。


この作品はシリーズを通して、「誰が勇者を殺したか」を説いています。
キャラクターの視点や状況、立場によってそれは大きく変わってきますが、2巻でこの言葉の「重み」がまた変わったように思います。(1巻ではミステリ的な要素も担っていましたが)


まとめ
1巻と2巻、お互いに補完し合っているようなお話。そして、欠けていたピースがすっと埋まるようなエピソードにほっこりします。この世界が広がる一冊です。

小説を読んで胸が熱くなる体験は本当に稀有なことであり、この作品に出会えて良かった。
前に進む勇気をもらえました。
 

終わりに

かんざき
かんざき

あなたにとって「勇者」とは何ですか?

「勇者」というものの表も裏。光も闇も描かれるからこそ、考えさせられました。

最近、異世界転生ものが増えて、勇者というものを軽く考えがちな分、響くものがありました。

またねっ!(^-^)/

コメント

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