【感想】ライトノベル「夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体」

ガガガ文庫
著:篠谷 巧 イラスト:さけハラス

© Shogakukan Inc. 2024
発売日:2024年7月18日


かんざき
かんざき

みなさんこんにちは~

夏ですね~暑いですね~ 今回読んだ作品は、そんな夏にピッタリの作品です。

作品紹介と感想、やっていきます。(ネタバレなし)

イラスト、透明感あって好き。

レビュー

ガガガ文庫らしい、青春SF作品。一夏の出来事って素敵ですよね。
 

作品紹介

 

どんなお話?

緊急事態宣言から3年と少し。

青春が奪われた彼らは、受験勉強が本格化する前の思い出づくりとして夜の旧校舎に忍び込む。

そして、物置部屋の扉を開けるとそこには……宇宙服を着た白骨死体が鎮座していた!

幼馴染4人は、高校最後の夏をかけて奇妙な謎の真相に挑む――。

ある出来事を境に疎遠になっていた4人が、事件をきっかけに再集結。

感想

「失われた青春」から始まる物語。

海外SF小説「Inherit the Stars(星を継ぐもの)」をリスペクトした作品っぽく、小ネタがいくつかあるっぽい。(私は読んだことないです)


みんなで話し合って一つ一つ謎を解いていく前半の過程は面白く、SFに大きく傾いたときはワクワクしました。

一方で、後半からは割とあっさり展開が進んでいき、事件の真相から解決編へと発展していきます。

SF(仮想)から引き離し、現実に戻していく展開がとても新鮮でした。SF寄りの作品かと思いましたが、彼らの青春がメイン。

あらゆるものが終わったんだと感じる、最後のシーンはとても良かった。ここから始まったんだな~って思い出しました。

「冒険」という言葉がぴったりの作品です。

あと、早坂紗季というキャラクターの雰囲気がイイ。
 

終わりに

かんざき
かんざき

青春ものなんだけれど……


確かに青春ものではあるのだけど……といった不思議な印象。

主人公たちが離れてしまった距離感を戻そうとするところにはグッときましたし、一夏の出来事として確かに残るものを感じました。

けれど、事件解決がメインに感じて、ちょっぴり物足りなさを感じてしまいました。(そりゃ事件が第一なんだけれどね……)

またねっ!(^-^)/

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