スニーカー文庫 著:凪 イラスト:めふぃすと
©KADOKAWA CORPORATION 2024
発売日:2024年2月1日
みなさんこんにちは~
作品紹介と感想、やってきます!!
ネタバレなし。
レビュー
- 世界観:★★★★☆ 4.0/5.0
- ストーリー:★★★★☆ 4.0/5.0
- キャラ:★★★★☆ 4.0/5.0
- オススメ度:★★★★☆ 4.0/5.0
👑第28回 スニーカー大賞 大賞受賞!!👑
一人の少女を守り抜く、たとえそれが魔王であっても――
あらすじ
そう遠くない未来、〈魔王〉によって人類は滅びる――
突如、全人類の前に顕現した神は告げる。
一ヶ月前から無差別に発生した不審死〈魂魄剥離〉。
この現象はすべて〈魔王〉によるものであり、すでに8億人もの命が失われている。
この災厄を阻止すべく、人類を代表する10人の天使が選出され、〈人類〉VS〈魔王〉、戦いの幕が上がる――
震撼した世界の中、ただ一人、高坂憂人だけは知っている……。
〈魔王〉はただの、か弱い少女であるということ。世界の敵として仕立て上げられ、助けを求めていることを――
一人の少女のために……世界に仇なせ。
感想
神が用意した舞台の上で繰り広げられる聖戦。
主人公の憂人は〈魔王〉の従者という契約のもと。逃避行をしながらこの戦いに身を投じていくことになります。
〈魔王〉側と天使側、それぞれ神の助言があり、人類を試すような仕組みのあるこの戦い。
ストーリーの本筋としては人類滅亡の前に、立場の違う彼らが取る選択・決断が魅力的であり、面白さにもなっています。
憂人の背負うある”十字架”が、目の前の少女の不条理さ・理不尽さを許さない。
手を差し伸べる。そういった優しさを持つ彼の旅路は、つらいことだけではなく、時にほっこりもします。
一方で、天使との戦いでは、能力にその人の個性が表れるので、みんな生き生きしていて燃えます。
あと、その後のある描写が個人的にめちゃ好き。
1巻は導入と憂人が決意を固めたところで物語は終わります。
彼の幼馴染と親友の動向にもチェックしたいところ。
自分のため、人のため、あるいは世界のため…
今後、どんな対立を生んでいくのか、とても楽しみです!
終わりに
十分面白い作品ですが、これからの展開しだいだと感じる所も多々あります。
みんなの選択を見守りたいです。
またねっ!(^-^)/
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