【感想】ライトノベル「バケモノのきみに告ぐ、」

電撃文庫
著：柳之助　イラスト：ゲソきんぐ

© KADOKAWA CORPORATION 2024
発売日：2024年5月10日

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今回読んだのは、第30回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作品!!

「バケモノのきみに告ぐ、」読みました。

電撃小説大賞史上初のWeb発、受賞作品とのこと。（※カクヨム発）

作品紹介と感想、やっていきます。

めちゃくちゃ読みやすかった。
　

レビュー

　

あらすじ

バケモノに恋をしたこと、きみにはあるか？　或る少年の追想と告白。

城壁都市バルディウム、ここはどこかの薄暗い部屋。
少年・ノーマンは拘束されていた。
どうやら俺はこれから尋問されるらしい。

語るのは、感情を力に換える異能者《アンロウ》について。
そして、『涙花』『魔犬』『宝石』『妖精』。名を冠した４人の美しき少女とバケモノに立ち向かった想い出。

「とっとと倒して、ノーマン君。帰ってイチャイチャしましょう」
「……いや、君にも頑張ってほしいんだけど？」

全くやる気のない最強で最凶な彼女たちの欲望を満たし、街で起こる怪事件を秘密裏に処理すること。
これこそが俺の真なる使命――――のはずだった。

だが、いまや俺はバルディウムを混乱に陥れた大罪人。
魔法も、奇跡も、幻想も。この街では許されないようだ。
でも、希望はある。どうしてかって？

――この〈告白〉を聞けばわかるさ。

第30回電撃小説大賞最終選考会に波紋を呼んだ、異色の伝奇×追想録。
ラスト、世界の均衡を揺るがす少年の或る〈告白〉とは――。

バケモノのきみに告ぐ、 | 特設ページ – 電撃文庫

　

感想

―本筋―

少年・ノーマンと４人の異能者〈アンロウ〉である少女たち。

そして、彼女たちの欲を満たしながらも、町の怪事件を秘密裏に処理していくお話。

ノーマンが拘束されたところから話が始まり、

事情聴取ということ形で、４つの怪事件の出来事を追想していきます。

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―ストーリー―

城壁都市バルディウムという高い壁で覆われた都市。

なぜ壁があるのか……

謎が多い都市を舞台に繰り広げられる〈アンロウ〉による事件。

バトルあり、ファンタジーあり、ミステリー味も含んでいて、面白かったです。

振り返れば大したことはない、そんな事件の数々。

けれど、ヒト（アンロウ）なのか、ただのバケモノ（アンロウ）なのか。

何が違って、何が足りないのかを見せつける彼女たちは美しく、カッコイイんです。

また、彼女らのことを人間として接するノーマンとの関係性も素敵。

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―感想―

『涙花』・『魔犬』・『宝石』・『妖精』（少女とワンちゃん、お姉さんと妖精）

性格から派生する異能と少女たちは、皆が個性的で魅力的。

そして、皆が最凶でワガママです。

彼女らの押しが強いのもあって、ノーマンは終始ヒモみたいな感じ(笑)

まぁ、’’愛’’の物語ですからこれもまたヨシ！！

ラブ？ではないところは新鮮で良かったです。
　

終わりに

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ラストの展開は圧巻でした。

イラストも相まって、とてもアツい！！

人間とバケモノの話が行き着く先をみたいですね～

これからも続いていってほしいです。

またねっ！(^-^)/