【感想】ライトノベル『これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。』

オーバーラップ文庫
著:北条連理 イラスト:サコ

© OVERLAP,inc
発売日:2024年1月25日

かんざき
かんざき

みなさんこんにちは~

作品紹介と感想、やってきま~す。           

ネタバレなし


レビュー

  • 世界観★★★★☆   4.0/5.0
  • ストーリー★★★★☆ 4.0/5.0
  • キャラ★★★★✬   4.5/5.0
  • オススメ度★★★★★ 5.0/5.0

→大学生は必見!って言いたくなるほどオススメです。

もちろん恋愛ものとしても素敵な作品であり、幅広い方に読んで欲しいです。
この作品も多様性?が問われているですかね。
 

あらすじ

拗らせぼっちの大学生・寺田悠には忘れらない過去がある。

孤独を抱えた冬の夜の帰り道、公園で凍えるあざと可愛い人気者の後輩・藤宮光莉から助けを求められ、家に泊めることに。

その日から頻繁に家にやって来る彼女と、過ごしていく暖かな日常。

この不思議な関係性は穏やかに続いていく――はずだった。

これは〈普通〉の恋ができないが紡ぐ、不器用でもどかしい恋物語。

 

感想

初めに

〈アセクシャル〉・・・他人に対して性的欲求を抱かないセクシュアリティのこと。

それを抱えるが故に「普通」の恋ができない悠。

二人の関係性……

一人暮らしどうしの彼らは、孤独さからくる〈寒さ〉を知っている。

惹かれ合うとまではいかないけれど、親しみを持つようになっていきます。

特に藤宮は、猫をかぶっていることがバレているので、それをいいことに悠の前でだけは素で接することができる。

二人のやりとりには飾り気もなくて、本当に自然体。(藤宮あざといけどねっ!)

だからこそ毒を吐いたり、冗談を言い合えるわけですが、コミカルでクスクス笑っちゃいました。

あーでもない、こーでもないと言い合える関係ってまじで貴重ですよ……。

日常パートは、藤宮がぐいぐい来るのとキャラの掛け合いが面白く、スラスラ読めました。

また、悠と藤宮の視点が入れ替わりながら進んでいくところもとても良かった!!
 

「好き」の定義

奇妙な関係性を続けてきた二人。

傍から見るとこれで付き合ってないの…ってくらいです。

この距離感は過去の戒めによるものであり、一線というか壁なんですけども。

しかし、停滞とも言えるこの状況にも変化は訪れます――。

何がとは言いませんが、日常の積み重ねがある分、ダメージが大きかったです。

心苦しい(´;ω;`)

不器用でもどかしい、結構ビターなラブストーリー作品です。

(不器用なりに良いところはたくさんあるんだけどねぇ~)

今後、二人がどのような道を歩んでいくのか、どこへ進んでいくのか2巻も楽しみです!!
 

終わりに

かんざき
かんざき

金賞納得の作品です!!

私の好みの作風というかお話でした。

話は変わって……。

パロディというかネタがちょくちょく出てきましたが、やはり元を知っているとクスってしますよね。

著者はFate好きですね、分かりますよ(笑)

またねっ!(^-^)/

コメント

  1. gsa list より:

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