【感想】ライトノベル「夏目漱石ファンタジア」

ファンタジア文庫
著:零余子 イラスト:森倉円

© KADOKAWA CORPORATION 2024
発売日:2024年2月20日

かんざき
かんざき

みなさんこんにちは~

作品紹介と感想、やっていきます。(ネタバレなし)


いや~なんだか凄い作品が来ましたよっ!


レビュー

  • 世界観★★★★☆   4.0/5.0
  • ストーリー★★★★✬  4.5/5.0
  • キャラ★★★★★   5.0/5.0
  • オススメ★★★★☆  4.0/5.0

→タイトルとあらすじを見て、面白そう!!と思ったアナタ。

是非、読んでみてください。
 

あらすじ

西暦一九〇六年。夏目漱石、作家の自由を脅かす政府に対し、武装組織〈木曜会〉を結成。

西暦一九一〇年。夏目漱石、暗殺。

西暦一九一一年。夏目漱石、樋口一葉の身体にて蘇生。

森鷗外による禁忌の医術を受けた漱石は、脳を移植され、樋口一葉の身体で蘇った。

それは、帝都に渦巻く闇との戦いの再開を意味していた。

誰が漱石を殺し、どうして漱石を蘇らせたのか。

そして、作家をつけ狙う殺人鬼〈ブレインイーター〉の正体とは。

乙女の身で帝都の闇に立ち向かう、衝撃の文豪バトルファンタジー作品

※ちなみに、この本では樋口一葉は夏目漱石の元婚約者という設定です。
 

感想

初めに

思わず読み入ってしまいました。

それほど文章の質が高いというか、読み応えあると言いますか……。

文豪たちやその時代の背景に対する知識量に圧倒された感じですかね?

とにかく、ライトノベルではなかなか味わうことのない体験。

ラノベとして、一冊の本として非常に面白かったです!!
 

ココが面白い!!

夏目漱石のカリスマさとドラマチックなストーリー

なんといっても、ストーリーを支えるキャラクターが一番の魅力です。

激動の時代を乗り越えてきたキャラクター達のエピソードが強く、キャラが立っていました。

なので、1巻とは思えないほど魅力が詰まっていて、生き生きとしてる感じです。


また、命が軽いこの時代。

バトルシーンでは、息を吞む展開が続きます。

派手さはあるものの、武器はシンプル。あとロマンを感じるところが好きでした。

まだまだ漱石のお話は続いていくはずなので、気長に待ってます(続巻あるよね??)
 

終わりに

かんざき
かんざき

もっと前知識があれば楽しめるんですかね~

もちろん私みたいな人でも楽しめますが。

私は大学受験の時に日本史選択をしたので、出てくる固有名詞くらいはだいたい覚えていて、あ~そんなのもあったな~って感じでした。

なので、こういう作品自体は好きです。

けれど、文豪たちの作品は全然読んでいないんですよね……

「――っ、月が綺麗ですねっ!」

またねっ!(^-^)/

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