電撃文庫 著:野宮 有 イラスト:びねつ
© KADOKAWA CORPORATION 2023
発売日:2023年12月8日
みなさんこんにちは~神裂です。
私は、「人生最後」や「終末」といった言葉や設定が好きなんですよ~
さっそく、感想やっていきます。
ネタバレなし。
レビュー
★★★★✬4.5/5.0点!!
「人類最後の夏―」
どうせ、終わる世界で繰り広げられる、少年少女のセンチメンタルストーリー。
世界に振り回される多感な少年少女たち。
それで落ち込む人、無気力になってしまう人、逆に燃える人……。
エピソードごとにいろいろな種類の人がいて、性格があって、人生がある。
今、この一瞬を大事に生きている彼らはとても尊く、きらめいていました。
また、こういう情勢だからこその青春エピソードがたくさん描かれている本作。
そこが新鮮だったし、とても面白かった!!
あらすじ
ある日、小惑星の衝突が不可避であることが判明し、3年後に人類滅亡の危機が発表された。
―――その発表から2年が経った今、世界は意外にも落ち着きを取り戻していた。
そして、多くの人が現実逃避をし、ダラダラと毎日を過ごすようになっていた。
そんな、人生最後の夏休み……。
最後だから、こんな時だからこそ――動き出す、青春・恋愛模様を描いた作品です。
この世界を舞台に、短編の話が独立していって……って感じの構成です。
群像劇?みたいなもの……です。
感想
短編で分かれているお話が、最後にぎゅっと集約されていく感じがとても良かった!!
どの話も良くてこれだ!って選べません(笑)
ですが、強いて言えば、第3話です…(第5話を除いて)
作者自身の好きな要素が詰まっているのですが、中でも洋画がたくさん出てきます。
私自身、洋画は全然見ないので、作中はなるほど…?って感じでした。
興味は無かったけれど、この作品を読んで、見てみたいなって思っちゃいました。
それぐらい影響されましたね(笑)熱量を持った魅力的なキャラがいたんですよ。
切実さやきらめきを私も持てる日が来るんでしょうか… がんばるゾ。
終わりに
こういう世界観の青春ものが大好きです!!
あくまでみんなが主役で、誰もが主役になれる。
最後の終わり方もキレイでさわやかさがありました!!
またねっ!(^-^)/
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