【感想】ライトノベル「宮澤くんのとびっきり愚かな恋」

電撃文庫
著:中西鼎 イラスト:ぽりごん。

© KADOKAWA CORPORATION 2024
発売日:2024年8月9日


かんざき
かんざき

みなさんこんにちは~

今回読んだ作品は「宮澤くんのとびっきり愚かな恋」。

この著者の作品を読むのは2冊目です。
1冊目は、ガガガ文庫の「さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々」です。
 

レビュー

タイトルに偽りなし、いやそれ以上。とびっきりどころではない、愚かな恋……。

あれ?どこから選択を間違っていたんだろう。
強い衝撃に眩暈がするような、そんな作品でした。

藤代瑠音ふじしろ るいん(表紙の子)が魅力的に見えた自分は、
もう引き返すことができないところに来てしまったのかもしれない。

それに、上げてから落とすのがうまいですね(笑)
苦しいのにページをめくる手が止まらなかった。
 

作品紹介

どんな話?

昔好きだった幼なじみのアイツは、今はビッチになっていた――。

小学生の時からの幼馴染・藤代瑠音ふじしろ るいんは、誰だって自然と振り返ってしまうような美人だ。突き抜けるように快活で、いつでもオシャレで、みんなの注目のギャル。そして――自他ともに認めるビッチだ。常にセフレがいて、昨日も駅前でイケメンとイチャついているのを目撃した。
一方の俺こと宮澤恆みやざわ わたるといえば学校の日陰者で、今や瑠音とは全然縁もなくなっていたのだが……。
「ねえワタ。私たち、付き合わない?」
俺と君が? いやいや、それ絶対に裏があるじゃん。そう思いつつ、かつての初恋相手である瑠音からの告白をつい受け入れてしまい――。
性に奔放な彼女と過ごす、青くてちょっぴり危険なラブストーリー。

 

同著者の作品

「特殊性癖教室へようこそ」
角川スニーカー文庫
シリーズ 全3巻

「たかが従姉妹との恋。」
ガガガ文庫
シリーズ 全3巻

その他、いろいろなレーベルで活躍されています。
 

感想

ラブコメと言うには黒すぎるラブストーリー。

あらすじを見れば分かると思いますが、
キラキラした甘酸っぱいラブコメを見たい方はオススメしないかな。
(もちろん爽やかな所もあるけれど、刺激強め)
私はこういうのが大好き。

藤代瑠音というキャラクターの考え方にすごい理解をしてしまった。共感は✖
今までセフレを作る人には無関心だったし、好きにすれば~くらいに思っていたけれど、
なるほどねってなんか納得してしまいました。
自分にない価値観って新鮮ですよね。
ある意味では、多様性が求められる今の時代のラブコメです。


幼馴染と恋人と、親友とセフレ。
4人のすれ違い、そして絡み合ったエグめの作品が気になった方はオススメです。


1巻は序章に過ぎない……。
ここで終わる!?ってところで終わったので続きが楽しみです。
 

終わりに

かんざき
かんざき

宮澤くん、何してるんや……。

胃がキリキリするような作品は久しぶりです。

個人的には、前読んだ作品よりはこっちのが好みでした。
この著者はヒロインがヤバい系・ドロドロ系が多いのかな……?
他の作品も気になったので読んでみる。

またねっ!(^-^)/

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